このページは内容確認と編集のための初稿です。表現・事実・公開日は、本人確認後に変更する場合があります。
交流会の3分プレゼンは、話せるようでいて短い時間です。経歴、資格、サービス内容、料金、事例をすべて入れようとすると、聞き手には「情報が多かった」という印象だけが残ることがあります。
3分で目指したいのは、自分のすべてを理解してもらうことではありません。「この人は、誰のどんな時に役立つのか」を一つ覚えてもらい、紹介や次の会話のきっかけをつくることです。
そのためには、話す内容を削るだけでなく、聞き手が理解する順番へ並べる必要があります。
最初に決めるのは、最後の一文
原稿を書き始める前に、「どんな人を紹介してほしいか」を一文で決めます。
「経営者を紹介してください」では広すぎます。聞き手の頭に顔が浮かぶよう、立場、困っている場面、表れている行動まで具体化します。
たとえば「交流会に参加して名刺は増えるのに、自己紹介の後で『誰を紹介すればよいか』と聞かれると答えに詰まる一人先生業の方」のようにします。これは対象を狭めるためだけではありません。紹介する人が判断できる手がかりを渡すためです。
最後の一文が決まると、3分の中で何を残し、何を別の会話へ回すかを選びやすくなります。
3分を5つの役割に分ける
秒数は厳密な決まりではありません。内容が一つの流れになっているかを確かめる目安として使ってください。
1. 0〜20秒 相手が知っている場面を置く
「こんなことはありませんか」と、対象者が経験している場面から始めます。抽象的な悩みより、名刺は増えるのに次の連絡がない、説明すると長くなる、といった観察できる状況が伝わります。
ここでは会社の沿革や肩書きを先に並べません。聞き手が「知っている」「自分にもある」と入口を見つける時間にします。
2. 20〜50秒 誰を支える人かを伝える
対象とする人、その人が置かれている状況を一文で示します。「誰でも対応できます」ではなく、この3分で覚えてほしい一人へ焦点を合わせます。
3. 50〜100秒 AからBへの変化を示す
支援前の言葉や行動が、支援後にどう変わるかを説明します。大きな成果を約束する必要はありません。
「職業名と機能から始める説明を、相手が得る変化から話せる順番へ整える」のように、変える対象と方法が分かれば十分です。方法の細部は、興味を持った人との次の会話で伝えられます。
4. 100〜150秒 なぜこの仕事をするのかを添える
資格を一覧にする代わりに、仕事へ向き合う背景を短く話します。能友良の場合は、学びや知識を増やしても価値が届かない停滞を経験したことが、言葉で損をする専門家を支える原点です。
自分の経験を入れる目的は、感動させることではありません。なぜその悩みを理解でき、なぜその方法を大切にしているのかを伝えることです。詳しい背景はストーリーにまとめています。
5. 150〜180秒 紹介してほしい人と次の一歩を伝える
最後に、最初に決めた一文を伝えます。さらに「まず何をすればよいか」まで示します。
「完成した原稿は不要です。今使っている自己紹介を、そのまま聞かせてください」と添えれば、相談の準備が分かります。強く契約を迫るのではなく、次の会話へ進む安全な入口をつくります。
原稿を作った後の確認項目
声に出して読み、次を確認します。
- 冒頭20秒で、対象者の場面が浮かぶか
- サービス名を知らなくても、変化が分かるか
- 「誰を紹介してほしいか」が一人分の顔まで絞れているか
- 話の最後に、聞き手が取れる行動があるか
- 一文が長く、息継ぎできない箇所がないか
時間を測るだけでなく、聞いた人に「どんな人のための仕事だったか」を一言で返してもらうと、伝わり方を確認できます。返ってきた言葉が意図と違う場合は、説明を足すより、冒頭と最後の対象者をそろえる方が効果的です。
まとめ 3分は、次の会話を始める設計図
3分プレゼンの役割は、情報を詰め込むことではありません。相手が場面を理解し、一人を思い出し、次の行動を選べる順番をつくることです。
現在の原稿が長い、誰を紹介してほしいか決めきれないという方は、サービス案内で3分プレゼン設計の考え方をご確認ください。実際の原稿をもとに相談したい場合は、お問い合わせからお送りいただけます。
